あきちゃんさん
投稿日時: 2023/10/27 15:11
71歳です。つらいのは広場恐怖症で、パニック発作ー予期不安ー広場恐怖症と推移していき特に車の渋滞が怖くて一人で運転できません。性格は極度に緊張、不安がいつもあります。神経質で驚きやすく動揺すると血圧が急上昇します。かかりつけ医から動揺性高血圧症と言われその時は血圧降下剤服用と言われてます。またこの1か月ずっと不眠で夜2時間おきに目が覚め朝まで3回ぐらいトイレに行きます。悪夢を見ることもあり心臓バクバクで目が覚め起きて落ち着くまでソファーで座っています。睡眠薬は頭痛がしたり依存性があるため飲んでいません。その代わりにメイラックスという抗精神薬が処方され一日一回、夜だけ0,5ミリグラム服用してますが効きません。まずはしっかり寝たいです。広場恐怖症のほうは誰かが隣に居れば運転は大丈夫で渋滞で発作が起きそうになると運転を変わってもらえる安心感で落ち着いて運転できてます。不眠症がつらく夜になるのが憂鬱になりかかりつけ医から半夏厚朴湯、は全然変化なく柴胡加竜骨牡蛎湯も出ましたが少し強い感じがして自分は体格はいいですが虚弱でいつも体のことが気になり頭から離れません。食欲はあり日常生活は忙しくこなして畑仕事もできてます。とにかく精神的に弱いのに人に弱音を吐くことができません。かかりつけ医は漢方薬に詳しくなく私が調べて試してみたいものを取り寄せて薬局から処方してもらい症が合わないことが多くお金もかなり無駄にしました。自分の症と合う漢方薬がきぼうです。
ピヨの漢方
あきちゃんさん
こんにちは。
東洋医学では不安感や不眠などは
精神活動に関連する心気の乱れと考えます。
心気が正常な機能を維持するには
心の活動や制御を支える血が大切で
様々な原因による結果として血が不足すると
心気が空回りを起こし
不眠や不安症状などになります。
食欲はあり日常生活は忙しくこなして
畑仕事もできてます。とのことですので
日中も血や潤いの不足によって
眠くなるわけでなさそうですので
頭部において熱や乾きの状態があり
心気の乱れを起こしているのかもしれません。
とはいうものの、体格はいいですが
虚弱でいつも体のことが気になり頭から離れません。
とのことですので
外側へと向かう強い勢いで
熱がガンガンに煽っていると言うよりも
内向きにこもった気が偏って上昇し
頭部において過剰な熱が下へと降りてこられない状態となり
不安感や不眠になっているのかもしれません。
そうなりますと
半夏厚朴湯は気の滞りを解消しつつ
余分な水分を取り除きますし
柴胡加竜骨牡蛎湯は
弱々しい気の応援をしてひろげ
上部の熱を引き降ろしてきますが
やはり乾かす作用がありますので
背景としてこもった熱があるところへ
それらの漢方薬によって
さらに乾燥を促したり
働きを応援する形で煽ってしまったため
余計に頭部において熱や乾きが過剰になって
全然変化がなかったり
少し強いと感じたのかもしれません。
そうなりますと
軽やかに頭部へと潤いを補うことで
上部にこもっている熱を冷まし
頭と体の上下の巡りを回復させるような
漢方薬が良いのかと思います。
また、普段の生活の中で時間がある時にでも
おへその下の丹田に意識を向けて
呼吸法を行うことで
不眠や不安感の改善につながることもあります。
丹田を意識しながら呼吸にも意識をむけ続け
余分な考えに巻き込まれないようにしていると
頭の熱が降りてきやすくなるからです。
つまり頭に熱がこもっていて
不眠や不安感になっていますので
それを丹田に意識を向け続けた呼吸法で
降ろしてしまえと言うわけです。
ご参考まで。
ピヨの漢方
回答日時: 2023/10/30 16:08
あきちゃんさん、はじめまして。
お訴えから察するに、「精神的に弱い」とご自身で評されるように、平素から気が小さく、また動転しやすいが故に、安心を得にくい傾向とお見受けします。気(≒神経)を糸のようなもので例えるなら、糸が細くて弾力も乏しい為に、少しの外力が加わることですぐに張り詰める(≒緊張する)と、そのような様相に近いかと。もっとも、日本人の美徳は繊細さにあるとも言いますから、「糸が細いこと」が直ちにトラブルの種という訳ではありませんし、弾力(※柔軟さ)を損なわないように配慮する事こそ大切だと思います。
さて、あきちゃんさんの場合、現状の不眠症にどういった兆候が伴うのか?(※例えば、夜には自然に眠たくなるのか?それとも眠気を感じないのか?)が気になる所ですが、睡眠中の状態から察するに、「安眠の妨害」に近いとお見受けします。ちょっと難しい話ですが、睡眠は「精神活動」としての側面がある一方、精神状態(≒心の有り様)によっても影響されるもので、「心安らかざるは、安眠を得ず」。とは言いつつも、「心安らかざる」にもいろんな病態がありますから。そして、半夏厚朴湯や柴胡加竜骨牡蛎湯はたしかに「心安らかざる」に用いる漢方薬の一つではあります(※実際は安らかざるというよりも、「動じる・慄く」の様相に向く処方と思いますけど)。
あきちゃんさんの場合、今の不眠状態が緊張・不安による一時的な障害か?それとも後遺症(≒ノイローゼが尾を引く不眠)と見立てるか?で、用いる漢方薬が分かれてくるかと思います。前者に関しては気が小さい(パニックが出やすい)という所を重視すると、抑肝散加芍薬が向くかもしれませんし、後者では温胆湯や甘草瀉心湯などが重宝します。あとは、「しっかり寝たい」をターゲットにするならば、興奮を鎮める目的で酸棗仁や黄連も合わせて用いるのも一つです。実際の漢方薬の組み合わせや匙加減は、専門家に相談して判断してもらうと良いでしょう。ではでは。
回答日時: 2023/10/30 13:10
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