ふじこさん
投稿日時: 2024/05/02 21:51
3年前の産後3ヶ月頃から突然どうしようもなく不安になることがあり、どうしていいのかわからず辛い。
半年程胸の圧迫感、喉のつまりを感じている。
血圧も低く体もしんどい(上78/下48)
辛くて泣きたいぐらいなのに涙が出ない。
心療内科を受診しているが効果が見られない(就寝時メイラックス0.5g)
漢方で心の辛さは和らげることはできますか?
ふじこさん さま
こんにちは。
産後の不安感や胸の圧迫感やノドの詰まり感などでお悩みとのこと、おつらいことと存じます。
産後の肥立ちがうまくいかなかったものと推定されます。
赤ちゃんに生命力(腎精)をたっぷりと分け与えたために、母体がエネルギー不足になり精神が不安定になっているものです。
漢方による治療方針としては、補血腎して安神するといいでしょう。
補血腎には、婦宝当帰膠と紫煌珠とコンクレバンがいいかもしれません。
安神には、心脾顆粒がいいかもしれません。
上記を組み合わせてしばらく続けると、精神が安定して、心の辛さがどんどん減少して胸の圧迫感やノドの詰まり感は消えて、健康になっていくでしょう。
お大事になさいませ。
なかなか改善しないときや、心身の不調でお悩みの時は、髙木漢方(たかぎかんぽう)までお気軽にお越しになりご相談ください。
回答日時: 2024/05/08 13:32
ふじこさん、こんにちは。
漢方で心の辛さは和らげることはできますか?
というご質問ですが、
心の辛さを和らげる可能性はあると思います。
東洋医学では心と体は一体と考えますので、体の不調や心の不調において
有効な漢方薬を出すことができます。
体と心の崩れたバランスを整えることが、心の辛い症状を緩和します。
「病は気から」という言葉がありますが、心の状態は体に大きな影響を与えますので
漢方薬は、心と体の繊細な変化にも対応し、ストレスによる不安神経症や不眠症状等を改善していきます。
のどのつまりを感じているようであれば、半夏厚朴湯のような漢方が効果的です。
低血圧の状態のようですが、血流が弱く身体を働かせていく力が弱いため、身体が本調子ではないと考えます。
冷えや食欲不振、疲れやすい、生理不順などありませんか?
様々なことを考えて漢方を選択し、ふじこさんにあった漢方を服用していけばよくなる方向にいくのではないでしょうか。
もしご都合がよければ一度ご相談をおすすめします。
ご参考いただければ幸いです。
回答日時: 2024/05/07 20:52
ふじこさん、はじめまして。
お訴えの内容から察するに、血虚による精神面の不調では?とお見受けします。東洋医学でいう「血」は、肉体&精神両面の栄養の役割を果たし、精神面では特に精神を安定させる・落ち着かせる作用が発揮します。また西洋医学的な見地からしても、内分泌系(ホルモン)や自律神経系が整っている方が、精神面が安定しやすくなると言えます。なので、それら内分泌系・自律神経系が自ら整おうとする地力が「血」であるとも言えるかもしれません。
さて、女性の場合、血虚は産前・産後に陥りやすい状態とされ、その血虚に伴い精神的(あるいは肉体的)な弱さが出現しやすくなります。マタニティ・ブルーや産後うつなどは、その典型とも言えそうです。一方で、ふじこさんの場合は精神的な疲弊も伴っている様子から、「血」でも特に、心の血の不足(≒心血虚)の兆候があるのかもしれません。夜の睡眠時に夢をよく見るとか、眠りが浅い、熟眠感が得られない等の訴えがあれば、心血虚のお手当も必要となってくるでしょう。
漢方薬としては、血虚に有効な当帰製剤(※例えば当帰養血膏や婦人宝など)がベースとしてお勧めです。加えて、胸の圧迫感や喉の詰まり等、加えて産後ということも考慮すると、芎帰調血飲第一加減や帰脾湯なども併用すると、さらに効果的と思います。実際の漢方処方については、購入を検討する際に専門薬局でよく相談の上、判断してもらうと良いかと。ではでは。
回答日時: 2024/05/07 14:09