ねここさん
投稿日時: 2024/07/16 13:13
はじめまして。汗について相談させてください。
現在32歳で夜勤勤務をしております。
6年程前から現在にかけて年々汗が酷くなっており悩んでおります。
最初は脇から胸元、今や顔から頭にまで範囲が広がり玉の汗がダラダラと流れ出る状態です。
夏場の朝、比較的涼しい時間帯に日傘をさして5分も歩けば頭から顔から汗が吹き出てビショビショになり耳の奥がドキュドキュと鼓動してフラフラになる次第です。
とにかく上半身が熱く(ほてり?)動悸もあるため甲状腺検査、婦人科でホルモン検査、循環器科で心臓の検査をしてもらいましたが異常なしでした。
上記の先生方に相談したところ口を揃えて自律神経なんじゃないか?との事で今現在、心療内科に通っています。
不眠も酷く3時間前後で目が覚めるため、とにかく寝なさい(体を休めなさいという意味で)とのことで弱めの睡眠薬を出してもらっています。
ですが、寝ても汗の量が減る訳でもないので、何とかしたいのですが私に合いそうなお薬(漢方)はありますでしょうか?
漢方薬局で選んでもらったもの(加味逍遙散、黄連解毒湯、瀉火利湿顆粒、麦味参)を飲んでいましたが効果もみられない上、金銭面で続きませんでした。
漢方内科で貰ったものや自分で調べて購入したものもありますが今まで飲んだ漢方はこちらです。
加味逍遙散
桂枝茯苓丸
抑肝散
柴胡加竜骨牡蛎湯
柴胡桂枝乾姜湯
五苓散
白虎加人参湯
防已黄耆湯
黄連解毒湯
補中益気湯
半夏厚朴湯
瀉火利湿顆粒
麦味参
知柏地黄丸
竜胆瀉肝湯
体力があり舌は薄らと白っぽく、ぽっちゃり体型
手足は末端冷え性、とにかく暑さに弱いです。
本当に悩んでおり助けて欲しいです。
長々と乱文になりすみません。
宜しくお願い致します。
ねここさん、はじめまして。
汗をかく事を「火事」に例えると、熱感やのぼせ、或いは自律神経の乱れや精神的な緊張などは、発汗のきっかけとなる要素、すなわち火事に対しての「火種」に相当します。対して、汗の原料になる血液や体液の蓄積・充満もまた発汗を増長しますが、それらは火事に対して「火薬」や「油」のような存在に近いです。ねここさんの汗のかき方から察するに、よほどの暑がり(※寒い季節でもかなりの薄着)でない限り、汗が漏出している状態とお見受けしますので、そこから考えると、汗を助長する「火薬」や「油」が溢れているのでは?と推察します。ご自身では、ぽっちゃり体型と言われていますが、果たして虚腫(※力のない浮腫状態)なのか?、それとも実腫(※力強い浮腫状態)なのか?が気になるところですが、いずれにせよ体表や肌肉には汗の材料が豊富(※もしくは過剰)に存在する状態が予想されます。また漢方では汗は血液(※特に心血)から生成されると考えますから、血の気もまた溢れているのかも…。実際、不眠も酷いという訴えですから、そういった方面にも血気の乱れが災いしているのかもしれません。
漢方薬の選択はいろいろ悩む所ですが、やはり「黄耆」の入った処方は必要と思います。黄耆は漏れ出る汗(※体表が緩んでいるタイプ)には必須の生薬です(※ちなみに黄耆は人参と同じく、ピンからキリまであるので、品質にはご注意を)。これに加えて、先に述べた血液や体液の蓄積・充満を改善しつつ、場合によっては発汗の「火種」となる熱を清めたり、血気を整えたりする事も必要になるかもしれません。この辺りは、もう少し詳しい問診が必要になりそうなので、専門家とじっくり相談しましょう。ではでは。
回答日時: 2024/07/16 20:00