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漢方 よくある質問(Q&A)
ご質問に対するご回答
更年期障害!? 漢方薬で症状は和らぎますか?
更年期障害のような症状を訴える人の中には20代30代の人から60代や70代の人まで本当の更年期と思われないような人まで似たような症状を伺う事が多くなりました。
ストレスが原因であったり、「血」のめぐりが悪くなったりしてホルモンバランスが乱れたり、自律神経が乱れたりと、いかにも現代病のような人が多いように感じます。
これらに対して漢方でアプローチすることで効果は充分期待できます。
更年期障害はともかく、更年期は女性なら確実にあります。
しかし症状の激しい方、ほとんど自覚症状なし済んでしまうかたなど、更年期障害に激しい差があるのも事実です。
このつらい症状も適切な漢方薬でほとんどの方に効果があります。
ホルモン療法などは、更年期の症状をなくすのではなく、一時てきに消しているだけです。
身体の負担を考えると不安です。
■ 逍遥性の熱感(カースー病)が主訴の場合は加味逍遥散がよく効きます。
■ のぼせ・めまい・イライラなど自律神経失調状態の場合は女神散があります。
■ 身体の倦怠感・食欲の低下などでは、弓帰調血飲第一加減で身体を温めながら、
治していきます。
■ 更年期で気うつ傾向のものには、香蘇散や正気天香湯・半夏厚朴湯などの
理気剤が適応です。
漢方薬を自分で適切な処方を決めるのは大変です。必ず専門家に相談してきめましょう。