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受験まで、残り時間が限られる今の時期。
この時期になると、慌てて新しい事に頼るよりも
今まで培ってきた事の足固めを行う方が良いと思います。
受験勉強という人事の集大成は潔く
また予行練習(受験勉強)の心持ちを残しまま本番(本受験)に望む、残心の精神も有効です。
一方で、学道における受験を、武道においての試合として考えれば
受験前や当日には、心身を清めて臨む事が求められると思います。

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受験に向けて服んでおきたい漢方薬は、心身を清める漢方薬。
あるいはそこから転じて、邪気・邪念を払う漢方薬。
ちなみに漢方では、邪気を払う事は
気の巡りを盛んにして、風邪を払う事に通じます。
即ち、邪気を払う漢方薬は
気血の巡りを盛んにする(そして邪気を払う)働き
もしくはそれによって風邪を治す(そして身体を清める)働きに相当する訳です。

一例としては、発汗や発散を通じて、血流を活動的にする葛根湯や小青龍湯、
血流を整えて、朝の立ち上がりを助ける苓桂朮甘湯や連珠飲、
過度な興奮や緊張を鎮める牛黄清心丸や抑肝散に一服の価値があると思います。
なお、ここで紹介した漢方薬の使い所は、
「受験生が本来の能力で試験に臨む」という形での、健全さを守る点にあります。
いわば、お守りのような存在。
基本はやはり、本番に向けて体調を整える生活を送る事ですよ。

年明け早々から便秘がちで、身体に老廃物を溜め込んでしまう。
お屠蘇や七草粥でせっかく、身体を清めるのに
肝心の排泄が滞っては残念・無念です。

漢方では排便を促す生薬として大黄が有名ですが
本来は一時的な便秘、もしくはそれに伴うのぼせや肌荒れに用いるべきもので、
健全な排便習慣を促すために、表立って用いるべき生薬ではありません。

漢方薬には、大黄に頼らずとも排便を促す方剤が存在します。
大黄を含まない(もしくは大黄が主薬でない)漢方薬は、
それこそ長期的に安心して服用できます。
また一方で、健全な排便習慣は便秘に限らず、下痢にも通用する話ですが
漢方薬には便秘と下痢、共に一つの方剤で対応できる方剤が存在します。
便秘と下痢は隣り合わせと考えるのが漢方のユニークなところです。

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一例として、排便のリズムが定まらず、それによって便秘や下痢を起こす人は、
腸の運動を整える桂枝加芍薬湯や逍遥散、四逆散などに一服の価値があります。
また、便が硬くなってしまう人は、血行を改善して腸の潤いを整える潤腸湯や当帰建中湯、
あるいは温経湯などに一服の価値があると思います。
もちろん共通して、お腹を温める
(温めて腸の運動を促す、あるいは温めて下腹部の血流を改善する)
方剤が有効なことは言うまでもありません。


年明け早々、北海道で暴雪がありました。
当該地域の空港は機能停止に陥ったらしく
年明けから、本格的な寒さが到来する予感がします。

厳しい寒さに向けて、温活に本腰に入れる。
東洋医学が培われた中国、漢方が育まれた日本。
どちらの国土も冬の寒さが厳しくなる地域で
温めるという行為に特別な工夫・こだわりを持っています。

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漢方薬には、温める作用を持った方剤が数多く存在します。
そして、それぞれの漢方薬には温める働きを持った生薬が、複数配合されています。
このことは、裏を返せば一人一人に合った、
ベター(もしくはベスト)な温め方があるという事を象徴していると思います。

そんな漢方薬の中で、寒さが強まる時期に服んでおきたい漢方薬といえば
寒さにやられるのを防ぐ(風寒の侵入を防ぐ)桂枝湯や、
寒さ負け(中寒)の状態を温めて回復させる五積散に、一服の価値があると思います。 


正月休みの飲み食い。のどかに食べて、ゆっくりと過ごす。
それ自体は悪行ではありませんが
普段は活動的に忙しい生活を過ごす人が、一つ所にじっとして、飲み食いを繰り返すと
血流はお腹に集まるようになります。(それもまた、悪行という訳ではありません)

身体がもたらす正月気分は、頭部や筋肉など
全身へ向かう血流が渋っているサインです。
血流が内臓に引きこもっている状態にも近い。

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そういう時は、血流を盛んにする事を意識しつつ
身体を動かしてやる事が効果的です。
それがままならず、正月気分が抜けない人には
身体の調和をはかる桂枝湯類や葛根湯
あるいは身体の立ち上がりを促す苓桂朮甘湯に、一服の価値があると思います。


新年明けましておめでとうございます。
漢方柿ノ木薬局は、本日より営業しております。

年末年始の過ごし方は、人それぞれです。
帰省先の実家で迎えた人。
初詣で出向き、自宅で過ごした人。
初日の出を遠方、海外で迎えた人。

けれど一方で、一年の計は元旦にあるとも言います。
過ごす場所は人の数だけあるけれど
元旦に求められるポイントは共通・一貫しています。

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そして、ご存じの方も多いと思いますが
新年は屠蘇で迎えるのが、日本の正月の慣わしです。
一説によると屠蘇という名には、新年を迎えるに当たり
邪な存在を「屠」り、魂を「蘇」らせるという意味が込められています。

つまりは、正月はもちろんの事、同時に一年の計として
同じように「屠」と「蘇」に励みなさいという訳です。

現代人は、日常生活の中で知らないうちに邪を呼び込み
また忙しさやストレスの悪影響、食生活の乱れで魂を濁らせがちですから。
そういう状態では一年でいえば元旦、一日でいえば早朝を、気持ち良く迎えることは適いません。
あくまで個人的な意見ですが、人の健康には気持ち良さ、爽快さが伴うと思います。
同時に、そういった感覚を持たなければならないのは
一年でいえば元旦であり、一日であれば朝に違いないと思います。


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