男性 70歳代 2015・12・8
膝の関節炎の漢方薬を飲んでいる女性の調子がいいから、主人の関節の腫れの漢方薬も作ってと連れて来た。見ると足首辺りがかなり腫れている。おまけに、そこから上、膝までと、足の甲もかなり腫れていた。仕事をしていて息切れがする、いびきが大きくなったなどの訴えがあったので2週間分、心臓の漢方薬を作って飲んでもらった。2週間後には足はほとんど腫れが引いて、仕事中の息苦しさもなくなっていた。
女性 70歳代 2015・12・2
自身の入院と息子さん(40代)の引きこもりが同時進行してしまったから、うつ病を発症。食事は欲しくないし、寝られないし、楽しいことが何もない。死にたいけれど息子さんのために死ねないと言う。心療内科の薬が徐々に増えて、心配と言って相談に来られた。やせていかにも力がなさそうだったから、体力を付ける漢方薬と気持ちを明るくする漢方薬を併用してもらった。2週間毎やってきては体調の変化を教えてくれた。次第に食べ物が美味しくなり、睡眠薬もいらなくなった。抗ウツ薬も2種類へって、1種類だけになった。最近では飲まない日のほうが多くなって来ていた。昨日、実家からみかんを送ってきたと言って、立派なみかんを沢山持ってきてくれた。もう治ったと思うから、明日心療内科に行ってお礼を言おうと思っていると教えてくれた。念のため漢方薬はもうしばらく飲むそうだ。漢方薬を飲み始めて7ヶ月。 |
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更新日: 2015/12/03 |
男性 20歳代 2015・12・1
ウツウツとしているくらいな状態で初めて治療を試みる人が薬局に来ることは間々あるが、うつ病の人が薬局を第一選択としてやってくることはまずない。この方もうつ病の治療を専門病院で何年か経験してから、相談してくれた。この方の雇用主の税理士と、僕の薬局の税理士が同じ先生だったことで縁が生まれた。元の雇用主が一所懸命に働いてくれた従業員のことを心配して何かいい治療はないかと探しているときに僕を紹介してくれたらしい。なるほど、雇用主が心配し、又職場に復帰して欲しいと望むほどの好青年だった。最初は薬局に来るほどの気力もなかったので、電話相談だったが、それでも彼の人格はとてもよく伝わってきて、いわゆる頑張り過ぎ病の典型だと僕には思われた。そこで病院の治療と並行して煎じ薬などを飲んでもらったら、そんなに時間がかからないうちに、少しだけ慣らしで仕事を始めた。すると思いのほかできることがわかった。以前ほど頑張り過ぎてはいけない事を常に考えながら、ブレーキに足を乗せての復帰だ。それからやはり2ヶ月ほどして、完全に復帰のめどがついた。恐らく来月から完全に復帰することになるだろう。6月末から漢方薬を飲み始めてもらったから丁度5ヶ月で社会に帰ったことになる。死にたいと思わなくなった。不安感がなくなった。落ち込むことがなくなった。マイナス要因は全て消えた。 |
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更新日: 2015/12/01 |