ここ3年ほど、8月末から9月にかけて来局される
70歳代の女性。
今回もお盆過ぎから、身体の倦怠感を感じ、近くの
病院にて、各種血液検査をするものの、異常はなし。
毎年、それで思い出し、来局される。
気のめぐり悪いための症状とみて、
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を煎じ薬で
毎年、同じことを繰り返すので、来年は夏前
にきたらよいと、話すもよくなったら、忘れる
ことでしょう。
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現代の生活が原因による、低体温症は免疫力の低下や、内分泌(ホルモン)
機能の低下、中枢神経系の制御低下を引き起こます。 よって、病気や疲労の回復に著しく悪い影響を与えています。 近年のコウジンの研究・臨床において下記のようなことがわかってきました。 1)末梢血管拡張作用 2)赤血球変形能亢進作用 3)血小板凝集抑制作用 4)線溶系活性化作用 すなわち、微小循環を改善作用とともに、糖・蛋白・脂質代謝 改善作用が明らかにされました。 サーモグラフィによる臨床結果でも、早期の手の赤みの改善が みられます。 一般てきに、人は体温の上・下昇に敏感に反応する力をもっていた。 しかし、最近の生活環境や運動不足、ストレス過多により、その機能 がいちじるしく低下しています。熱産生に注意をむけ、体温の低下を 警戒し、対応していかなければいけない状態です。 体温が下がれば、生体活動が低下し、自律神経の失調し、すすんで 免疫機能の低下が起こり、慢性の病気のもととなります。 特に36.2°以下の体温のかたは免疫力が衰え、何らかのきちんとし た対応が必要です。 低体温症に薬用人参の最良品であるコウジンをおすすめします |
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更新日: 2011/08/26 |
35歳の女性。一年前に扁桃腺なったころから、手のひらに水疱がでて
一部化膿するようなものもでてきた。 そのうち足の裏にも出てきて皮膚科で掌蹠膿胞症といわれ、 しばらく治療をしていたが忙しくてやめてしまった。 そのうち知人から漢方でよくなったことを聞き来局される。 ◇ 本人の体格は小柄でやや肥満体。大小便、食欲、血圧、生理痛とも異常はない。 患部の状態は両手足の掌蹠に多数の膿胞をともなった水疱と角質が厚くなって 乾燥、はくりがあり、一部亀裂もある。 また、水疱部には多数の搔破痕(引っ掻き傷の痕やかさぶた)も認められる。 消炎・保湿薬の「温清飲」を煎じ薬で、 その後「越婢加朮湯」を加えて服用し、「モクタール軟膏」の外用 そこで、掌蹠膿胞症の極期に相当する血熱熱毒症とみて 消炎、保湿薬の温清飲(うんせいいん)を煎じ薬で服用した。 数週間程度では特別に変わりがなく活発に水疱が現れる。 そこで水疱によく用いる越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)を加えて服用する。 さらに20%のモクタール軟膏を塗ったところ、水疱の新生が治まってきた。 続けること数ヶ月で、両手足の掌蹠部がわずかに乾燥した状態にまで回復した。 |
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更新日: 2011/08/05 |
アトピー悪化のきっかけ。
寺町漢方薬局 (広島県広島市)
最近、種々の原因で皮膚病の悪化をみるケースがあります。
1)各種、温泉での悪化。 特にイオウ系の温泉は皮膚病の悪化を見る場合がおおくスーパー銭湯など の温泉でも、入るたびに皮疹が悪化したケースもあり、注意が必要です。また 入浴剤でも悪化したこともあります。 皮疹がある場合は、温泉は避けたほうが無難です、入浴剤もやめましょう。 2)食べものによる悪化。 安価なワインを飲んで、その晩から皮膚状態が極度に悪化したケース。 普段、食べなれないカレールーを使って、皮疹が悪化した。 炎症状態にある皮疹が場合には、食べた経験のないものは避けたほう がよい。 3)ストレスによる悪化。 仕事のストレス(季節・期間)で悪化する場合。仕事のノルマでのストレスや 夜勤などの肉体てきなストレスも悪化の原因になります。 一度、悪化させると、元の状態にさせるのには、時間がかかります。 充分注意が必要です。 |
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更新日: 2011/07/26 |
酒皶様皮膚炎・・・顔面の紅潮した皮疹と浮腫に漢方を
寺町漢方薬局 (広島県広島市)
48歳の会社員。
3年前に別の病気で入院治療を受けて退院した頃から顔面に紅斑ができ、 最近までステロイド剤を使用していた。 少しの間ステロイド剤もやめてみたが、この春、すぎ花粉の時期から急激に悪化した。 ◇ 本人の体格は、中背でやや肥満体、大小便に異常はなく、 ほかに病気はないので薬などは飲んでいない。 現在の症状は両頬と額に浸出液をともなう皮疹があり、 更に紅斑と細絡があり酒皶様皮膚炎状態である。 「黄蓮解毒湯」に「猪苓湯」を加えて服用しモクタール軟膏も。 更に「六味地黄丸」も加えた。 そこで、顔面ののぼせと紅斑がひどいようなので「皮炎湯(ひえんとう)」を 煎じ薬にして服用してもらうとともに、モクタール軟膏をつけてもらうこととした。 しかし、逆に浸出液がよりひどくなり、かゆみと熱感も強くなった。 そこで漢方薬を「黄蓮解毒湯(おうれんげどくとう)」に 皮下の浮腫をとる目的の「猪苓湯(ちょれいとう)」を加えて、 煎じ薬にして服用することにした。 すると数週間ほどで、顔面の紅斑と腫れは徐々にとれてきた。 そこで副腎機能薬の「六味地黄丸(ろくみじおうがん)」を更に加えて服用した。 その後少しづづ顔面の細絡もとれて数ヶ月ほどで、何も飲まなくてもよくなった。 |
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更新日: 2011/07/11 |
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