64歳の男性。
5年前に、下肢に乾癬ができてから、皮膚科でステロイドにて治療をしていたが。
皮疹の範囲が拡大してきて、不安になり、半年前にらい局。
上肢・下肢。腹部と背中に、小さいもの大豆ていどの乾癬が多数ある。
患部が非常に紅く、熱を帯びている感じなので、乾癬の血熱症につかう
犀角地黄湯合黄連解毒湯を煎じ薬で調剤する。外用には、タイツ軟膏と
炎症の激しいところには、2%モクタール1軟膏をぬってもらう。
2週間後、少しよい感じとのことで、継続服薬してもらう。
さらに2週間後には、紅い炎症部はおさまるが、乾燥がひどく落屑する。
犀角地黄湯合桂枝茯苓丸・ヨクイニンへ、変更調剤。
すぐには、特段の変化はなかったが、時間を追うごとに改善し、現在では
背中に一部、ごく小さい乾癬を残し、他は瘢痕があるだけになっている。
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アレルギー性鼻炎(花粉症)
寺町漢方薬局 (広島県広島市)
毎年、この季節になると
おなじみの方たちが見えられます。それは花粉症対策で、予防兼治療目的で漢方薬を服用してきた人です。 ほとんどは、小青竜湯エキスで、効果がありますが、なかにはせん薬にしたり、より抗炎症効果のたかい越婢加朮湯合苓甘姜味辛夏仁湯や、麻黄附子細辛湯など変えないと効果のでない人もおります。 とにかく、早めの服用をお薦めします。 症状がはっきり、でるようになってからでは、漢方薬の効果は弱くなります。 |
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更新日: 2011/02/10 |
大人のアトピー性皮膚炎
寺町漢方薬局 (広島県広島市)
39歳の主婦。
小児のころからのアトピー様症状で悩まされる。 特に、10年前に結婚し、出産をしてから、皮膚炎がひどくなる。 現在は、顔面・首・手甲~肘・足首~肘にかけて、乾燥・落屑・紅潮・結痂 掻破痕があり、手・足首は皮膚が厚くなり、苔癬化している。 皮膚科の薬を見ると、抗精神薬ももらっている。すると、ストレスによる皮膚 反応(悪化)があるようである。 アトピーの典型的な状態ではあるが、冬のせいもあり、それほど紅潮した 炎症や湿潤による痂皮はあまり見られないことと、ストレスによる悪化を 防ぐ目的で、 皮炎湯(ひえんとう)合四逆散(しぎゃくさん)の煎じ薬を 外用には、タイツ軟膏を1日2回と塗布してもらう。 2週間後には、顔面の掻破痕が半減し、紅潮した部分はほとんどなくなる。 ただ、まだ手首・足の状態は、あまりかわらない。苔癬化状態の改善をも 目的に 皮炎湯に、通導散(ツウドウサン)を服用した。 これは一度に効果はなかったが、1ヶ月おきに観察していくと、徐々に 皮膚がやわらくなって、時間はかかったが、ほぼ10ヶ月の服用で、ほ ぼ、外見てきには正常に復した。 |
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更新日: 2011/02/07 |
62歳の主婦。
1年前に、毛染めで髪のはえきわがかぶれて、なかなか治らず 皮膚科に受診すると、アレルギー性の皮膚炎といわれ、ステロ イドによる、治療を始めたが、一時はよいものの、寛快・悪化を 繰り返すようになり、さらにへそ下た、顔面の頬にも皮疹がでて でてくるようになった。 近所のドラッグで、十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)の錠剤を薦 められ、購入し服用したが効果がなく、らい局。 皮膚状態は、顔全体はやや紅潮し、顔の一部とへそ下部分 は毛孔部が強く紅潮し、掻破痕がある。 毛孔部の炎症によく使う、越婢加朮湯を十味敗毒湯と併用し た。また、患部には、タイツ軟膏を1日2回塗布してもらう。 すると、2週間後には顔面は炎症・紅潮のひどかった部分 は残るものの、他の顔全体の紅潮は、まったくなくなる。 その後、1ヶ月服用し続けて、ほぼ炎症・紅潮はなくなった。 ただ、漢方薬ならなんでも良いのではなく、肌に合った適方が 大事です。 |
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更新日: 2011/02/04 |
67歳の主婦。
10年来、上半身がほてり、下半身は冷える状態が続いていた。 神経科で上記診断を受け、夜のみ安定剤を服用を続けていた。 1ヶつき前から、さらに他の症状も出始めた。 不眠傾向・足首のひえ・顔のほてり・夕方になると不安になり 動悸が起きる。 この状態に、うつ状態の改善と逍遥性の熱・冷えの改善につか う加味逍遥散と気をめぐらす香蘇散を合わせて、飲むと、 2週間の服用で、下肢がわずかに冷えるまで改善した。 このように、気の代謝の改善をはかると、以外と早く自律 神経の乱れの病気には効くことがります。 |
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更新日: 2011/02/03 |
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