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病気と漢方
気管支喘息と漢方
漢方薬で気管支喘息を治そう!
気管支喘息で下記の症状に該当するような方は、それぞれの処方を参考にしてください。
■こんな時は■
アレルギー性気管支喘息(低気圧の日や急に寒くなった日、ストレスを強く受けた日、疲れた日、アレルゲンを多く受けた日などに喘息発作がおこる)
処方
小青竜湯(しょうせいりゅうとう)文献
『金匱要略』収載
■こんな時は■
感染型気管支喘息(かぜを引いて治らずに気管支喘息に移行する)
処方
小青竜湯(しょうせいりゅうとう)解説
かぜの症状がある程度とれ3、4日経ったころ、ヒューヒュー、ゼーゼーの発作がおこり始めたら、すぐに小青竜湯の服用を開始してください。早ければ早いほどよい結果を招きます。小青竜湯の服用2、3時間後に、喘息発作が再びおこり始めると、再び服用した方が効果が持続します。
小青竜湯はすっぱく、乳幼児の味覚に合うことが多いのですが、飲めない子供さんには、温州みかんのジュースに入れてもよろしいです。
また、白湯の代わりに金柑(キンカンの果実)、木瓜(ボケやカリンの果肉)を煎じたものを飲んでもよく効きます。
■こんな時は■
気管支喘息
処方
柴朴湯(さいぼくとう:小柴胡湯と半夏厚朴湯の合方)解説
半夏厚朴湯に配剤されている「紫蘇葉」のルテオリン成分に喘息に関与するサイトカインの産生抑制作用が報告されています。
■こんな時は■
アレルギー疾患全般
処方
苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう:茯苓、桂皮、白朮、甘草)文献
『金匱要略』の中巻、第十二に「痰飲(たんいん)、欬嗽(がいそう)病」の治療薬に収載されています。
■苓桂朮甘湯構成生薬




●注意●
ステロイド剤の内服を長期に連用している方は急に漢方に切り替えないでください!
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