まずは十分な水分補給が大切ですが、その時気がかりな事は、どうしても冷たい水分を摂取することによる“胃腸の冷え”が問題になります。
お腹(へその少し下部)には「太陽神経叢(たいようしんけいそう)」という大切な神経回路があります。
この「太陽神経叢」は 第二の脳 とも言われ自律神経にも影響をおよぼします。
お腹を冷やすと胃腸の機能低下(食欲不振、下痢など)はもちろんこと、のどの渇きの感受性鈍化をきたすことがあります。高齢者に多いのですが、ついつい水分摂取を怠り熱中症を誘発することにつながります。
(夏の冷えによりお腹をこわすことが多いので、私ら子供のころは必ず 腹巻 をさせられました。)
この時期の冷えによる胃腸機能低下には、お腹を温める 人参湯 や五苓散 が代表的な漢方処方です。
あなたのタイプにあった漢方薬をご提案しますのでご相談くださいませ。
夏の水分補給にはスイカがおすすめ!
スイカには“シトルリン”という筋肉に活力を与えるアミノ酸が入っています。
ただカリウムが多く含まれており、ナトリウム(塩分)を追い出すことがあるのでスイカの表面には軽く塩をつけて食べることをおすすめします。