70歳代 男性 2013・9・25
春に義兄が亡くなってから、動悸がしたり息切れがしたりし始めた。夏からは午後の4時が来ると、じっとしておれないくらいの焦燥感に襲われ毎日が辛くて仕方がない。医者巡りをしたが治らなくて、僕の漢方薬で長年のパニックが治った姪の紹介でやって来た。応対して病気への恐怖感が潜んでいることが分かった。老いの恐怖と重なったのだろう。煎じ薬と粉薬を出して数日後には、姪がおじさんはもうゲートボールに復活していますと連絡があった。問診中に「自慢じゃないけれどゲートボールが得意なんですわ」と言った男性に「自慢しとるじゃないの」と言ったのが漢方薬よりもっと効いたのかもしれない。付き添って来ていた家族の方も大変受けてみんなで大笑いしたから。きっと家では対処にほとほと困っていたに違いないから。