今回基礎体温の重要性についてお話をしていきたいと思います。
基礎体温は、生命維持に必要な最小限のエネルギーしか消費していない安静の状態にある時の体温を指しています。
朝目が覚めてすぐ、動かずにベッドに横になったまま舌下にいれて計測します。
しかし、夜勤の方もいて就寝時間が不規則な方もいらっしゃると思います。
そのときは、ご自身の生活時間を軸として測定していきます。堅苦しく考えず、続けることが大切です。
計測したら備考欄に、「当直明け・仮眠後・休日の寝坊」など記入しておくと良いと思います。
夜勤の方は、5時間以上熟睡した後、起き上がったりしないうちに婦人体温計で測った体温を参考にしてみて下さい。毎日決められた時間に測定することが大切です。
基礎体温を測る目的は、主に
・女性ホルモンが正常に分泌されているか
・きちんと排卵されているか
で、その傾向を知ることが大切です。
測定の主なポイントは
・可能であれば朝8時位まで
・睡眠は4,5時間以上取った後で測定する
・極端に寝不足がある場合は、体温が上がりやすくなります。
・1か月のうち何回か測定を忘れてしまっても、前後のデータがあれば参考になります。
特に妊活中の方は排卵の頃は意識してしっかりつけるといいです。
基礎体温は女性ホルモンや排卵の状態を知る大切なデータです。
妊活だけでなく、日頃の健康管理にも役立つので、活用してみるとよいと思います。

以上です。