【生薬散歩・茵陳蒿(いんちんこう)と漢方薬】
茵陳蒿とは、キク科の河原蓬(カワラヨモギ)の花穂のことです。流通しているそのほとんどは、数少ない、日本産の生薬(きぐすり)ですね。
3月頃に、収穫されたものが、もっとも薬効があるとされています。
花穂ではなく、幼苗を乾燥させたものは、綿茵陳(めんいんちん)と呼ばれています。
茵陳蒿は、「黄疸(おうだん)の聖薬」とされており、肝炎や胆のう炎などによる黄疸の補助療法に重用されています。
茵陳蒿には、近年の研究により、いろいろな作用があることが分かってきました。
解熱作用、胆汁の分泌を促進する作用、抗菌作用(黄色ブドウ球菌・枯草箘・チフス菌・結核菌などの抑制)、抗ウイルス作用(インフルエンザウイルスPR3の抑制)、抗真菌作用(せい紅色白癬箘の抑制)、血管壁への脂質沈着を防止する作用、降圧作用、血中コレステロール降下作用、血管の粥上硬化抑制作用などが報告されています。
漢方的には、先にも述べたとおり、「肝臓機能異常による黄疸治療」の主薬とされております。
①湿熱(しつねつ)のある黄疸や湿疹や蕁麻疹や、皮膚のカユミや皮膚炎などに用いられます。
処方名 茵陳蒿湯・茵陳五苓散
②寒湿(かんしつ)による黄疸(腹水など)にも用いられます。
処方名 茵陳四逆湯
③柴胡剤が使えない「陰虚(いんきょ)の実熱」の黄疸に対して、柴胡の代用として用いる。
注意としては、茵陳蒿は、貧血や寄生虫が原因である「虚熱の黄疸」には、使用しないことである。
最近は、「肝硬変による肝臓細胞の繊維化の予防改善作用」を期待して、茵陳蒿が多用されているようである。
茵陳蒿の使用にさいしては、専門家のアドバイスを受けることをすすめたい。
●髙木漢方の漢方健康病気相談
慢性肝炎や肝硬変や慢性胆のう炎や脂肪肝などや、慢性すい炎や、肝臓機能の異常(GOT・GPT・γ‐GTP・AST・ALT)、肝機能異常に伴う湿疹や皮膚のカユミなどで、お悩みのときは、お気軽にご相談くださいませ。
ひと様にいっても分かってもらえない不快感、病院に行っても病名もつかないつらい症状、お気軽にご相談ください。
漢方薬のここちよい穏やかな効き目で、どんどんと改善いたします。
早めの養生が、あなた様自身を助けます。
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(石川町駅南口改札前のタクシー利用で2分です。)
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又は、駅改札前のエレベーターで地上に出て、目の前のバス停より「103根岸台」(横浜駅東口発)に乗って、2番目の「石川町5丁目」のバス停にて降車してください。
石川町5丁目のバス停の前に当店はございます。
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更新日: 2011/12/11 |