
最近、コリン性蕁麻疹と皮膚科で診断されてくるかたが時々います。
26歳の会社員の男性。
コリン性蕁麻疹は発汗による刺激で発症してしまうじんましんです。特に運動、入浴、精神的ストレスによる発汗で起こりやすく、皮膚の赤味、わずかな腫れ、かゆみを伴います。(蕁麻疹事典から)
汗による、毛孔部への刺激によることが多いようです。数年前から、春5月になると、全身、特に背中に、小さい強い痒みを伴った蕁麻疹がでて、治らない。一応皮膚科で抗ヒスタミン薬をもらうが、なかなか治らない。
数年前から、春にでて、秋まで、ここ数年続いている。自律神経の調整機能改善も含めて十味敗毒湯に、香蘇散エキスを併用してみる。

2週間の服用で、あまり変わりがない。
表を開く作用のある越婢加朮湯を十味敗毒湯と混合し、煎じ薬にしてみた。
すると今度は病態と漢方薬の薬理作用があって、少しずつコリン性蕁麻疹がひきだした。
2ヶ月の服用で治まるとともに、翌年春になっても、蕁麻疹は出なくなった。
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漢方薬で症状を治めただけでなく、好発時期になっても出なくなり、完全になおっ
たことが確認できました。
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