
1年前から、右手の甲側から、手首・肘関節部にかけて、少しずつ紅い発疹がでてきて、
始めは近所の内科で、見ていただくと、接触性皮膚炎といわれ、ステロイドの軟膏を、
だそてもらう、塗ってしばらくは良かったが、すぐ元のもどった。不安になり、皮膚科で」
診察をうけたところ、貨幣状湿疹といわれ、アンテベート軟膏・プロペドの混合軟膏、
抗ヒスタミン剤のアレグラ錠をもらう、2週間ほどで、良くなるものの、すぐ元の状態
に戻ってしまった。風邪薬で、漢方薬が非常によく効いたことを思い出し、来局。
長身。痩せ形。大小便・食欲は正常(1日3回の食事と1日1回の排便)。冷え症で、
いつも足先が冷えて、靴下が冬でも離せない。患部は大豆大の浸出液を伴った
皮疹が手、手首、肘にかえて、転々とある。一部は掻いた跡があり、痂皮もある。
はじめはは十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)に越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)を
仕事をしていて、帰宅が遅いので、エキス剤でのんでいただく。
2週間後、あまり変化はない。そこで、消風散(ショウフウサン)に越婢加朮湯
と、外用に漢方クリームを1日2回、つけていただく。
こんどは、良く効いて1ヶ月後には、瘢痕を残すだけになり、現在は市販のトラン
ーノで肝斑の治療中である。
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漢方薬は病名にとらわれず、薬を使うことができます。
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