師走を迎え温暖化とは云えさすがに寒くなりましたがお変わりなくお過ごしですか。

この一年を振り返り、いや開局から40年を振り返り、いえいえ働くようになってからの日々を振り返ってみます。一言で云えば、「あっと云う間」でした。
初めての仕事は中学3年の冬休みに良く行く文房具屋さんのおばさんに頼まれた小学3年生のお子さんの家庭教師でした。初報酬は真っ赤な大きなリンゴが２つ。祖母がその１つを神棚に挙げて手を合わせて居りましたが・・・私の口に入ったか？ は記憶に有りません（笑）
そこから数えれば、53年働き詰め！さぞや草臥（くたび）れるはずなのに本人は働いたと云う感覚を持ち得ないのです。特に大学卒業後の2年間は現在の新渡戸文化中学高等学校にお世話になり、禄を食みました。楽しかったですよ、中学生は素直で可愛いし、担任した高校3年生は私より大人だったり（自分でお弁当を作り兄弟の世話をしている生徒や家業を夜遅くまで手伝い朝起きられずに遅刻の常習犯が居たり）悪戦苦闘していたモノの今では慕ってくれる相談相手であり、友人付き合いの卒業生も居て有り難いです。専門学校講師や家庭教師で薬局開局費用を貯めて、29歳で開局。
神楽坂に移転後からは漢方専門で煎じ薬と漢方相談で漢方が日常化。
師匠が亡くなってからは、漢方の教育にも力を注いでいます。

教育と医療に関係して来たので、仕事と云う感覚では無かったのか？ 好きなことをして楽しく過ごせたためか？ 働くとは、側を楽させてあげたいと云う気持ちだったからか？ 負担に感じたことが無く幸せだった訳です。
神楽坂の漢方を診療所駅（Clinic Station）に委ねて、さて、これからの余生何して過ごそうか？ 年末年始にゆっくり考えます。
どうぞ、あなた様も来年が輝かしい1年に成りますように漢方で健康管理をなさって下さいませ。