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 三月は卒業の季節ですね、夢と希望に少しの不安を胸に新たな出発のかたも多い事でしょう。人生には思わぬ苦労も起こります。そんな時に役立つおはなしをします。
 先週、とある大学教授の最終講義を聴きに、武蔵野のTG大学を訪問しました。卒業生と一緒だったので、学生食堂も覗き、キャンパス内を散策できました。
 戦前から育った松や欅の並木、 私よりは若そうだが既に老木の櫻。 なかでも ひときわ私の心に残ったのは弥生の空を突き刺すように、すくっと直立したアケボノ杉です。むかし、漢方の師、寺師先生と歩いていて教わった 「大樹の土の下には大樹の高さ分と幅分の根を張って支えているのだ、人間にもその根が大切で、冬の時代にこそ、その根を育てなさい。」 という言葉を思い出しました。
 そうそう、最終講義でした。「我が師を語る 教師の心、教育の力」と若かりし頃中等教育に関わり、いまでは専門の漢方を広く、 解り易く教育したいと考える私 向きの題名。その中でも、大昔、塾付きの、家庭教師時代に、塾頭から言われていた 「教えるな、教えるな! 教えなくて良い」 と同等なお話が聴けました。
 教育とは、まさに education なのですが、e(-ex) + duct, つまり生徒、学生の中にあるものを「外へ引き出す」こと。「教え込む」ことではない。とおっしゃいました。
 学生さん、受験生諸氏 「教えて貰えるようになったら、先は無いぞ!」 その代わり 「老いたら、負うた子に教えて貰おう」 老いてこそ、柔軟な心で新しい事を教えて貰らって成長したいものだと感じた一日でした。
小池 加能 拝    

『合格運アップに効く漢方 心と体の健康あってこその合格』
  株式会社 東京玄文社 A5版 124ページ  定価(本体1380円+税)
   ISBN 978-4-905937-12-8 C0047 ¥1380E

著者 小池 加能  


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