元々卵巣のう腫があり、排卵日や生理前に下腹部の違和感がありました。年月を経るにつれ違和感が徐々に増し、下腹部の痛みの頻度も増えて来ました。痛み止めで何とか我慢してきましたが、だんだんと痛み止めを飲んでも効かなくなりました。MRI検査で腹部や子宮に子宮内膜症の疑いがあり、低用量ピルを処方されましたが、できれば服用したくないと、漢方治療を求めて来店されました。
主な症状:寝る時や長期間座る時に、下腹部にキリキリとした痛みあり。特に右脚付け根の所に強く感じます。排卵前と、特に生理前に疼痛が悪化して、生理後にやや緩和します。右卵巣に4×5㎝ほどの漿液性卵巣のう腫があります。がっちりした体型ですが、冷え性と便秘症もあります。
漢方治療について
証のタイプ:瘀血証
治療方法:活血・理気
漢方薬方:本格漢方製剤(煎じ薬)折衝飲・大柴胡湯・半夏厚朴湯など(約3万円/月)
漢方服用後の経過
<服用1ヶ月目>
痛みの強さはあまり変わりませんが、痛みは元々生理前に一晩中4-5時間続いていたものが、10分程しか感じなくなりました。さらに、便秘と冷えも改善されました。
<服用2ヶ月目>
子宮内膜症に関連する腹痛は1回だけ。お腹をカイロで温めれば改善し、鎮痛剤がなくても乗り越えることができました。
<服用4ヶ月目>
生理前の痛みがなくなりました。生理痛も軽かったので、鎮痛剤は不要になりました。症状が改善したため冷たい飲み物を飲んだところ、下痢や腹痛が出たため、控えるようにしてもらいました。
<服用5ヶ月目>
冷たい物をよく飲んだせいか、生理前に痛みがまた出てきて、鎮痛剤を飲みましたが、あまり効いた感じがしませんでした。冷たい物をやめて、お腹を温めるように勧めました。
<服用7ヶ月目>
食生活を改善したところ、生理前の腹痛や生理痛が軽くなりました。漢方の治療を無事終了しました。
⇒腹痛・生理痛改善まで計2か月間、費用合計約6.2万円(税抜)
⇒腹痛・生理痛卒業まで計7か月間、費用合計約21万円(税抜)


月経困難症・子宮内膜症による強い腹痛や生理痛は、漢方で根本治療(完治)も目指せます。低用量ピルや鎮痛剤から卒業したい方、ぜひご相談ください。

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