ご覧になられた方も多いかもしれませんが、先日NHKスペシャルで、
「睡眠負債が危ない~ちょっと寝不足が命を縮める~」をテーマに
睡眠の重要性を伝える番組をしていました。
「睡眠負債」とは蓄積する睡眠不足のことで、6時間の睡眠を2週間続けた脳は、
2晩徹夜したのとほぼ同じ状態にあるとういうこと。
2晩徹夜すると、さすがに体や脳の疲労に気づきますが、
確かに6時間の睡眠を2週間続けても自覚あまりないかもしれないですね。
最近の研究では、「睡眠負債」は免疫システムの働きに影響を及ぼし、
結果としてがんのリスクを高めている可能性があるかもしれない、ということや
働き盛りの時期に十分な睡眠をとっていないと、
数十年先に認知症になるリスクを高める可能性があるということが見えてきているとのこと。
ではどうしたらいいか、
おすすめは、平日の睡眠をいまよりちょっとだけ多めにし、
週末も、寝だめするのではなく、同じ時間をキープすることだそうです。
20代から50代の働き盛りの世代で、1日7~8時間程度が必要とのこと。
質ももちろん大切ですが、量が重要なんですね。
番組では、なかなか眠れない方の対策として、
体内時計をリセットするため
「ベッドでのスマホは厳禁」、
「上を向いて歩こう(午前中に朝の光を視野にいれる)」などいわれていました。
なかなか日常生活において睡眠時間をつくるのは難しいと思いますが、
健康のために無理せず、少しずつでも出来るところから始めてみましょう。
また、なかなか寝付けない、夢ばかり見る、眠りが浅いなど、
睡眠でお悩みの方は、おひとりで悩まずお気軽にご相談ください